〜デフォルトモードネットワーク(DMN)って知っていますか?〜
こんにちは。
今日は「脳がずっと忙しくて、疲れやすい」と感じる方に、ちょっとした休み方をご紹介します。
デフォルトモードネットワーク(DMN)って何?
突然ですが、何もしていないときに、ふと「昨日のこと」や「明日の予定」を考えたりしませんか?
このとき、あなたの脳では「デフォルトモードネットワーク(DMN)というネットワークが働いています。
DMNが活発になるとき
ぼーっとしているとき 過去の出来事を思い出すとき 未来のことを考えているとき 自分のことを内省しているとき
私たちが「何もしていない」と思っているときでも、脳の中ではこのDMNが静かに働き続けています。
ずっと考え続けると、脳が疲れてしまう
DMNは、ひらめきやアイデア、自分を振り返るために大切な働きをしています。
でも現代の生活では、このDMNがオーバーワークしやすい状況になっています。
スマホを常に見て情報を追い続ける 仕事や家事のToDoが頭の中を回り続けている 過去の後悔や未来の不安が止まらない
こういった状態が続くと、脳がずっと「内側の世界」に引き込まれっぱなしになり、
気づかぬうちにキャパオーバーを起こしてしまうのです。
脳に「考えない時間」をプレゼントしよう
DMNは、スイッチを意識して切り替えないと休んでくれません。
だからこそ、「今は考えない時間」を意図的に作ることが、脳のリセットにつながります。
すぐにできる、脳の余白の作り方
スマホを手放して5分間、深呼吸だけに集中する 散歩するときは景色や風の感覚に意識を向ける やることリストを紙に書き出して、脳の外に置く 1分間のマインドフルネス(呼吸に意識を向けるだけでOK)
「考えすぎ」を一度ストップさせることで、脳に余白が生まれ、
心も落ち着きやすくなります。
ひらめきは「ぼーっとする時間」にやってくる
私たちは忙しさに追われると、「ぼーっとする時間」をつい悪いものと感じてしまいます。
でも実は、新しいアイデアや柔軟な発想は、DMNが自由に動いている“何もしていない時間”にこそ生まれやすいのです。
ぼーっとすることは、サボりではなく“脳のメンテナンス”。
忙しい毎日にこそ、その時間が必要なんですね。
まとめ 〜脳に余白を作るために〜
脳には「デフォルトモードネットワーク(DMN)」という、ぼーっとしているときに働くネットワークがある 現代人はこのDMNをオーバーワークさせやすく、脳が疲れやすい 意識的に「考えない時間」を作ることで、脳のキャパに余白が生まれる ひらめきや穏やかさは、その余白の中から生まれる
5分の深呼吸が、脳の疲れをリセットしてくれます。試してみてくださいね。